ニートの息子が外出するようになってきた話。
小学6年生から不登校だった息子、今月20歳になります。
学生でもなく、社会人でもない、いわゆるニートの状態。まあ、潰瘍性大腸炎もあるし、心の病気もあるし、繊細だし、社会に出ていくことは人よりもハードルが高いのだろうなと思っています。
でもいずれはなんとかして稼いていってもらわないと困るので、親に甘えるのは25歳までね、と言ってあります。
何より、私が耐えきれなくなってきました。私が外出することはあっても帰ってきたら必ず息子が家にいて、私が家でひとりになる時間がなかったからです。
誰かと過ごす時間も楽しいのですが、何か作業したり、考え事をしたり、本を読んだりと、途中で誰にも邪魔されない、私ひとりきりの時間が自宅で必要です。
そんなことを最近、息子に真剣に伝えるようにしてきました。ちょっとバトルにもなったり汗
あまりにも真剣に「もう辛すぎる!」って訴えたので、流石に真剣になってくれました。
いや、もともと本人も頭ではわかってはいたのです。でも実際に何か行動するのは難しいということは私にもよーーーくわかっていました。
それで、メンタルの病気をまず治療しようとクリニックに通い始めました。大きな一歩でした。
最初は薬が合うかどうか、様子を見ながらなので週に一度の診察と、それとは別の日にカウンセリングに通うことになりました。同じ日にやってくれたらいいのに・・・でも保険の都合?で保険診療の診察と、自費で受けるカウンセリングは別の日でないといけないということでした。
薬は、はじめに処方された量だと副作用で頻尿になってしまい、それが辛かったので1週間経ったところで半量に減らしてもらいました。しかし、今度は量が足りず効果がみられない・・・のにも関わらず2ヶ月ほどそのままの量で経過観察。心の病気の薬は2週間分しか処方してもらえず、2週に1度の診察とカウンセリングのためその2ヶ月の間もクリニックにたくさん足を運びました。
家から出ることそのものがリハビリでもあるし、最近は病院には一人で行けるので私にとっても都合がよく、続けられたらよかったのですが、そこは予約制にも関わらず、大病院でもないのに毎回1時間ほど待たされる上に診察は3分。ほとんど効果もみられない、ということで、だんだん本人が怒り出し、「もういい!自分で治す!薬やめる!!」と、勝手に、きっぱり薬をやめてしまいました。(←決して真似しないでください!)
やはりその後少ししんどい思いをすることになりました・・・。でもこれもまた大きな1歩でした。