好きだったのに。

お薄をいただくということを1年ぐらい忘れていました。あんなに好きだったのに。他にもいろいろ忘れていることがありそうです。先日は、料理を作ることが好きだったことを思い出しました(汗)

そういえばお茶碗も、これは実家から持ってきたもので、いつか好きなものを買おうと思って何年も探していたけれど見つからなくて、探すことさえ忘れてしまいました。

京都に出かけて少し時間が余った時には、京都伊勢丹に寄って、食器のフロアを見に行くのが好きでした。一番目立つ場所は、定期的に、季節感のある装いに変えられていて嬉しいんです。

いつぞや、私が定番コーナーの抹茶茶碗を見ていると、社員の方が声をかけてくださいましたので、いつも見せていただいています、いつかお気に入りが見つかればと思って時々来ているんです、と答えました。

話すうちに、その方は伊勢丹のかなり偉い人だということがわかり恐縮してしまいましたが、たくさんのことを教えて頂きました。ご自身で窯元さんに出向かれ、常に食器のことを勉強されているようで、お茶碗ひとつひとつどんな窯元さんで、どんな作家さんで、どういう意図で作られていて、こういうところが難しいとか、こういう色はこうやって出すのだとか、知識皆無な私にそれはそれは丁寧にお話くださいました。2年前のお正月のことだったかなあ。

あれからまだお気に入りは見つかっていません。これからまた、探してみようかなと思った今日の一服でした。

Follow me!